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付き合い始めたキッカケ

雨の日って、じめじめしていてうんざり、なんて人多くないですか? でも私は、雨の日も結構好きなんです。そのわけは、今付き合っている彼を好きになった日が、雨だったから。その日、家を出るときに曇り空で、傘を持たずに家を出ました。ですが、電車と地下鉄を乗り継ぎ、さぁ会社に行くぞと地上に出ると、バケツをひっくり返したような大雨。天気予報もろくに見てなかったんですけど、後からその日はゲリラ豪雨だったと聞きました。でも時間が無いし、朝イチに仕事での大事な約束もあったので、カバンで頭を隠して猛ダッシュ。でも、当然ながらカバンの意味は無く、会社の玄関に着くと全身びしょ濡れになってしまいました。すると、上はブラウスだけだったため、下着が透けてしまっていたんです。すぐに気付いて、あまりの恥ずかしさに赤くなってうろたえていると、「○○さん」と私を呼ぶ声が。振り向くと、違う部署ながら何度か飲み会で一緒になった彼がいました。彼は「大変だったね」と短く言い、さりげなく上着をかけてくれました。「じゃ、外回りあるから。返してくれるのはいつでもいいからね」と、走って行ってしまいました。短い出来事にあっけに取られて彼の背中を見送っていたのですが、我に返るとあわてて「ありがとうございます」と彼の背中に言うのが精一杯でした。恥ずかしい思いをしましたが、それをさりげなく助けてくれて、嬉しさとときめきがごっちゃになってしまいました。後で返しに行ったときに、お礼にと食事に誘いました。それがきっかけになって、彼と付き合っているんです。いざピンチになったとき、自然にすっと助けてくれると、それだけでときめいてしまいますよね。